こんにちは、副業不動産投資家のみやびです。
不動産投資をスタートしてみたい人は、「本を20冊以上読め」という経験者のアドバイスをよく聞くのではないでしょうか。
僕もその言葉を鵜呑みにして、不動産投資の本を20冊以上読みました。勉強をしながら勢いで一棟目を購入、入居者が決まらず苦労しましたが、なんとか客付けに成功し、表面利回りは18%、月7万円を家賃から得ています。
しかし、初心者の方は、星の数ほどある不動産関係本のうち、どの本を読んだらいいのか迷いますよね。
不動産はいざ客付けしてしまえば不労所得に近いですが、それまでに大家がやることはかなり多く、投資というより「不動産経営」に近いです。業者の言われるままに購入してしまうと、良いカモにされてしまうかもしれません。
そこで、不動産投資初心者の方が最初に読むべきおすすめの本を5冊紹介します。
今回紹介するのは、
- 不動産投資の全体像
- 不動産投資で失敗しないために
- 税金・節税対策
- 収益計算
という点を理解できる本です。僕もそれぞれ複数回読み込みました。
もちろん、この5冊だけで足りるとは思いません。
重要なのは実際に物件をたくさん見ることです。これらの本を知識の足がかりにして、どんどん物件探しを進めていきましょう。
まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意
[新版]まずはアパート一棟、買いなさい! 資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意
著者の石原博光さんは不動産投資コンサルタントで、日米に1億円以上の不動産を持つ投資家です。多くの不動産投資家が「バイブル」として挙げている書籍です。
この本の主な題材は中古アパートですが、不動産投資のリスク、物件の選び方、融資の引き方など、不動産投資全般について網羅的にわかりやすく書かれています。初心者が「不動産投資とは」を勉強する入門書として最適です。
この本では、ワンルームや戸建てではなく、アパート一棟を最初に買うべきだと主張しています。なぜなら、資産形成のスピードがワンルーム棟に比べて早く、投資効率が良いからです。
確かに、ワンルームや戸建ては不動産投資の中でも比較的リスクは低いですが、「不動産投資でFIRE、脱サラしたい」という人にとって、時間がかかるというデメリットがあります。
また、不動産を買う時の手間は、一棟ものもワンルームもほとんど変わりません。(買付申込、契約、引き渡し、リフォームなど)
この本でおすすめされているアパート一棟を買い進める方法では、10年以内に無借金で1000万円の家賃収入と数千万円の実物資産を持つことが現実的です。
もちろん、後述する「戸建て不動産投資」にもメリットがありますので、自分の働き方や目的にあった投資手法を選びましょう。
ちなみにこの書籍はKindle Unlimitedの読み放題の対象になっています。
30日間無料で利用できるので、まずは一冊目におすすめです。
空き家は使える!戸建て賃貸テッパン投資法
著者の「サーファー薬剤師」こと宮崎 俊樹さんは、薬剤師をしながら戸建て不動産を購入し、現在は脱サラをしています。不動産投資家向け大手サイトの楽待にもコラムを執筆しています。
こちらも、中古戸建て専門の不動産投資家の著者が、具体的な物件探しや実際に購入する時のテクニックなど、網羅的に書いています。
中古戸建て不動産投資はアパートと違い、「戸建てに住みたい」需要が一定数ある一方で供給が少ないことや、比較的安く買えることなど、初心者が失敗せず小さく始めるには最適です。
僕はこの本を3回以上読み、自分の仕事や目的、リスク許容度を考え、戸建て不動産投資を始めています。大学付近のワンルーム激戦区に戸建てを買いましたが、問い合わせもとても多く、すぐに入居が決まって月々7万円を家賃で得ています。
本業の傍ら家賃を得ており、管理会社に管理を任せていますが、はっきり言って貸した後はほとんど放置状態で手間が全くかからないのもありがたいです。
やってはいけない不動産投資
「節税対策になりますよ」「老後は安泰ですよ」「子どもに資産を残したいですよね」
このような誘い文句でシェアハウス投資に引き込まれたサラリーマンの多くは、年収700万から800万円の高年収層で、生命保険会社の営業マンや金融、自動車などの有名企業の社員でした。
この書籍は、朝日新聞の記者である藤田知也さんが、悪徳業者を取材する上でわかった「やってはいけない不動産投資」について書いています。
不動産投資で失敗しないための唯一の方法は「業者に騙されないこと」だといってもいいと思います。
自分で不動産を見極め、収益計算し、出口戦略を持てるように勉強しましょう。
大家さんのための節税の教科書
不動産投資をやる上で、税金のことは絶対に避けて通れません。
- 「固定資産税」
- 「不動産取得税」
- 「所得税」
- 「住民税」
- 「減価償却」
など、税金や節税の知識を身につけておく必要があります。
税理士であり、自身も不動産を所有する渡邊浩滋さんが、図や表多めに税金についてわかりやすく解説してくれている書籍です。
例えば「減価償却」。
僕も減価償却の考え方を理解するのに苦労していましたが、この本の「支出したタイミングでは一括経費として計上せず、耐用年数に応じて不動産の購入額を経費として配分することです。」という記述で腹落ちしました。
また不動産投資は出口戦略まで考慮しておく必要があります。この本を読んでなければ、不動産を持ち続けるという選択しかなかったと思います。
この一冊で不動産投資に必要な税金の知識だけでなく、サラリーマンの所得に係る「給与所得」についても学ぶことができます。「源泉徴収って?年末調整は何のためにしているの?」という方も、自分の給料からどのくらい税金が引かれているか知るきっかけになりますよ。
Excelでできる 不動産投資「収益計算」のすべて
内容的にはやや難易度の高い書籍ですが、不動産の購入を検討する上で必須のシミュレーションをするためのエクセルが付録でついており、非常に重宝します。
このエクセルにとりあえず数字を突っ込んでみると大まかな収益計算ができてしまうので、物件探しをするときにこのエクセルを準備しておくと便利です。
著者の玉川さんはこの他にも不動産投資 1年目の教科書という初心者向けの書籍を出版しています。こちらも不動産投資初心者の疑問にQ&A方式で答えており、オススメです。
まずは書籍で不動産投資の世界を知ったら行動しよう!
本屋に行くと不動産投資の書籍は非常にたくさんあり、毎年どんどん出ています。ただ、上記の本で大まかに「不動産投資とは」というポイントは抑えることができると思います。
もちろん、たくさん本を読むことは重要ですが、同時に「不動産情報をネット等で探す」「内見に行く」といった行動をすることが何より重要です。
ある程度書籍で知識をつけ、「行ける!」と思ったらすぐに動き出しましょう。
千三つ(良い不動産は1000件に3つしかない)という言葉の通り、なかなか良い不動産には巡り会えませんし、そういった案件はすぐに無くなってしまいます。でも、
そのチャンスを逃さないためにも、人より早く行動していきましょう。
本を読む時間がない人はオーディブルもオススメ
「本を読みたいけど時間がない」という方にはオーディブルもオススメです。
通勤時間やちょっとした隙間時間に「半強制的に」読書することができます。
僕も通勤時間には必ず書籍やセミナー、動画などを聞いています。
アマゾンが運営するだけあって安心感もありますね。
今なら無料期間もありますので、とりあえずお試しで登録してみることをオススメします。
それでは。
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