【勉強の進め方まとめ】社会人として働きながら公務員に合格した勉強方法を元県庁職員が解説します

「民間に就職したけどやっぱり公務員を目指したい」

新卒で民間企業に就職した僕もそうでした。

でも同時に

  • 勉強が大変そう
  • 仕事を辞めて専念しないといけないのでは
  • 勉強時間の確保はどうする?

と悩んでなかなか行動に移せませんでした。

僕の場合、遠回りをした結果、公務員の最終合格に2年間かかってしまいました。(それも働きながらでしたので正直地獄でした…)

そんな僕が出した結論は、

筆記試験の突破だけを考えるのであれば、独学で働きながらでも十分可能

筆記試験に合格しても面接が待っており、年々、筆記試験を重視する自治体は増えています。

生活収入を確保しつつ、面接で使える社会人経験を積み、勉強を続ける。

自治体も面接でこのような人材を高く評価するはずです。

(私も働きながら受験したことが面接で高く評価され、トップ3で県庁に入庁しています。)

https://miyablog.jp/koumuin-how-to-interview-2/

この記事は、働きながら県庁と中核市、国家二種の筆記試験に合格した僕が、働きながら合格するための具体的な方法を解説します。

僕のように遠回りせず、最短距離で最終合格を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事では、僕が働きながら合格するためにとった具体的な手順を説明しています。決して楽ではありませんが、一次試験の突破に必要なボーダーの6割から7割程度は十分狙っていけると思います。

目次

働きながら合格する具体的な方法

どの試験を受けるのか決める

まずは挑戦する相手を知りましょう。

公務員といっても様々な種類がありますが大別すると

  1. 国家公務員(国家1種、2種、国税専門官など)
  2. 地方公務員(地方上級、中級など)

となります。

どちらの試験も大卒程度の場合、一次試験で「専門科目」と「一般教養」、二次試験で「小論文」「面接」となるのが一般的かと思います。

どちらかにしぼるのも良いですが、科目はほぼ共通で、試験日も重ならないことが多いので、基本的には併願すれば良いと思います。

試験に必要な科目を確認する

自治体によっては専門試験を行わないなど、独自方式をとっているところもありますが、

概ね以下の表にある科目を受験することになると思います。

教養科目

科目名 説明 出題数の例
数的処理 数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈の4分野。教養科目の中で最も出題数が多く、癖があるので苦手な人も多い(僕も苦手)が、全体のうち4割くらいの配点なので重要。 約14問
文章理解 現代文と英語。 約6問
人文科学 日本史、世界史、地理といったいわゆる「地歴」 約5問
自然科学 生物、化学、物理、数学といった理系科目 約6問
社会科学 政治、経済、法律、社会、国際といった科目で、専門科目と重なることも多い 約9問
時事問題 必ず出題がある。普段から新聞などに目を通すだけでなく、最新の問題集をやると良い。小論文にも生かせる。 上記のうちに時事が含まれる

※出題科目や出題数は自治体ごとに異なります。

専門科目

科目 科目名(自治体によって出題数が異なる) 出題数
専門科目 憲法、民法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、会計学、統計学、政治学、行政学、社会学、国際関係論、労働法、刑法、商法など 40問程度

「科目が多いな…」と思われると思いますが、一般教養なら数的処理、専門科目なら憲法やミクロ・マクロ、行政法などが配点が高いため、配点に応じて力の入れ具合を変えましょう。

また専門科目は自治体によって出題数がかなり異なります。

県庁より市役所の方が専門科目の出題数が少なくなる傾向にあります。

目指す自治体の受験要項をよく確認しましょう。

受験要項は「〇〇市 人事委員会」で検索すると出てきます。

市役所では教養科目のみのところも多いです。

英語や地歴、理系科目の難易度は「共通一次(センター試験)」と同等かそれ以下ですのでそこまで恐れる必要はありません。

捨て科目を作る

このプロセスは非常に重要です。

なぜなら、

  • 公務員試験の筆記のボーダーは約6割から7割
  • 社会人として働きながら受験する場合は、時間の確保が必要

だからです。

受験する自治体や職種によって捨てるべき科目は異なりますが、目安としては

全出題数の2割以下の出題数

であれば捨てて良いと思います。

僕は専門科目の場合は「刑法」「労働法」を、

教養科目は「数学」「物理」を捨てましたが、県庁と中核市、国家二種の筆記試験には合格できました。

捨てた科目の分の時間を出題数の多い

  • 「数的処理」
  • 「判断推理」
  • 「時事」
  • 「憲法」
  • 「民法」
  • 「行政法」

に当てましょう。

独学で行くか、予備校などを利用するか決める

筆記試験の突破だけを考えるなら独学で十分です。

独学で勉強するメリットはお金がかからないことと自分のペースで進められることです。

公務員予備校に通うには大体30万円から40万円ほどかかります。

僕は独学でしたが、テキストを揃えても3万円から4万円くらいでしたので、費用は予備校の約10分の1程度になります。

ただし、

  • 自分で継続して勉強する習慣がない
  • 大学受験を経験していない
  • お金がかかっても専門の講師に教えてもらいたい
  • 面接対策を重視したい

のであれば公務員予備校に通うのがオススメです。[jin_icon_arrowcircle color=”#e9546b” size=”18px”]社会人におすすめの公務員予備校は?失敗しない選び方とおすすめ3選!

特に、筆記だけでなく、面接対策まで視野に入れるのであれば、公務員予備校の模擬面接や自己分析の添削などを受けると合格する可能性はぐっと高まるでしょう。

過去問を揃える

独学で合格を目指すのであれば過去問をそろえましょう。

僕のおすすめは

教養科目と専門科目なら資格試験研究会の出版しているスーパー過去問(スー過去)です。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 憲法

時事問題は速攻の時事を使いましょう。
公務員試験 速攻の時事 令和3年度試験完全対応

別の問題集でも構いませんが、必ず一教科一種類に決めてください。

これらを揃えたら、他の問題集に浮気せず、最低3週は繰り返してください。

1週目は問題を解こうとせず、問題と回答を交互に見ながら流していきます。

一通り流した後は、必修問題とマーク付きの問題を中心に、何度も解いていきます。わからない問題はすぐに解説をみてオッケーです。

  • 答えがわかった問題を繰り返し解いて効果があるの?」
  • 「考えて答えを出さないと意味がないのでは?」

こう思われる方もいると思います。

公務員試験の筆記試験は6割〜7割程度を取れば良い足切り試験です。

凝った難しい問題より、過去に出題された問題に似たような問題が大半です。

この「よく出る」問題をマスターすることが筆記突破の鍵です。

  • 最初は問題を解かずにサラッと流す
  • 問題集が参考書の代わり
  • 色々な問題集に手を出さず、同じ問題集をひたすら繰り返す(目安は5週)
  • わからなければ考え込まずにすぐ解説を読んでOK
  • 「よく出る」問題は確実にマスター

勉強時間を確保するために「やめること」を決める

公務員試験の筆記試験に合格するための勉強時間は1,000時間程度と言われています。

実際、僕もそれぐらいやりましたが、時間を確保するために今やっていることを辞める必要があります。

[box01 title=”僕が勉強時間を確保するためにやめたこと”]

テレビを見る

飲み会(多くても月に1回にする)

SNSを見る

ゲーム

[/box01]

もちろん、全部辞める必要はありませんが、毎日これらのことに少しずつ時間を無駄に取られています。

一つでも辞めることで1時間は勉強にあてられるはずです。

是非自分の1日の行動を振り返ってリストアップし、見直してみてください。

試験日から逆算して勉強する

繰り返しになりますが、大卒程度の公務員試験を突破するために必要な勉強時間はおよそ1,000時間程度です。

試験日の1年前からスタートするとして、平日の勤務日を260日、年間休日を105日とすると、

平日:2時間=520時間

休日:5時間=525時間

合計:1045時間

ぐらいになります。

やみくもに勉強をスタートしても目標が見えないと継続は困難です。

勉強をするためにやめることを決めたら、上の表を目安に試験日から逆算して計画的に勉強をしましょう。

国家公務員は6月上旬、地方上級試験は6月中旬からがメインで、採用枠が多いのもこの時期ですが、最近は社会人枠も増え、民間との競争から日程も多様化しています。

日程がまとまってみやすいサイトです。https://90r.jp/nittei.htm

ご自身が受験する自治体の日程をしっかり確認しましょう。

また、専門試験を実施せず、より人物を重視する採用を行う自治体もあります。

重要なのは筆記対策より面接を突破すること

上記のやり方で僕は県庁、中核市、国家2種、国税専門官に働きながら合格しました。

「やること多すぎ…」と思うかもしれませんが、最終合格したいなら多くのことを捨てて全力で取り組まなければ無理です。

自分の時間や重要でない科目を捨てて、効率よく進めましょう。

筆記試験対策に目が行きがちですが、公務員試験でクリアするのが難しいのは筆記試験より面接です。

実際、僕は筆記は全て通りましたが、市役所は圧迫面接で最終不合格になってしまいました。1000時間の勉強も、面接対策を疎かにすると一瞬で無駄になります(僕は絶望でしばらく立ち直れませんでした。)

【対策必須】公務員試験の最終面接であった圧迫面接体験談【僕は失敗しました】

公務員の筆記は実質足切りのところがほとんどで、筆記の結果がリセットされることも多いので、面接対策はとても重要です。

筆記は独学でどうにでもなりますが、面接は何らかの形で練習すべきです。

僕は面接の突破率を上げるため、公務員予備校に通うことをオススメします。

社会人でも利用しやすい予備校をまとめていますので、こちらもみてみてください。

社会人が利用しやすい公務員予備校の特徴は?オススメ4選!

合格するためのコツ=今すぐ行動して継続するのみ

これまでの話をまとめると

  • どの試験を受けるか決める
  • 試験に必要な科目を確認する
  • 独学で行くか、予備校などを利用するか決める
  • 過去問をそろえる
  • 勉強時間を確保するためにやめることを決める
  • 試験日から逆算して勉強する

後は毎日コツコツと続けるだけです。

正直、楽な道ではありません。

しかし、不況にも強く、社会的信用が高い公務員になることができれば、継続したことは必ず報われます。

この記事を読んでも、実際に行動するのは100人中たった1人くらいだと思います。

1日でも早くスタートして安定の公務員を目指しましょう!

それでは。

https://miyablog.jp/koumuin-how-to-interview-2/

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この記事を書いた人

民間企業で営業マンとして3年間勤務した後地元の県庁へ転職。行政事務として約10年間「土木」「環境」「保健福祉」業務に従事。働きながら公務員に合格した経験から、公務員を目指す社会人の方へ向けた情報発信を行っています。

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