公務員試験に落ちたらどうする?諦めないで挑戦する方法を経験者が解説

こんにちは、元県庁職員のみやびです。

この記事は、公務員試験に落ちてしまった方へ向けて書いています。

僕は約10年間県庁で働いていましたが、入庁前、新卒で一部上場企業(メーカー)に入社後、公務員に再チャレンジするため、仮面浪人して勉強をしていました。

仮面浪人…別の会社で働きながら公務員を目指して勉強をすること

仮面浪人一年目、筆記には合格したものの、市役所の最終面接で不合格となってしまいました。

めちゃくちゃ落ち込んで、何もやる気がしなかったことを昨日のことのように覚えています。その時の体験談は【対策必須】公務員試験の最終面接であった圧迫面接体験談【僕は失敗しました】に詳しく書いています。

落ちた後は色々と悩みました。

  • 「自分には公務員は向いてない。民間企業を続ける方がいいのだろうか?」
  • 「来年同じ自治体にチャレンジして大丈夫なんだろうか?」
  • 「専念するために公務員浪人した方がいいのかな?」

僕はそれでも諦めきれず、仮面浪人を続けながら再チャレンジし、社会人経験が評価され、県庁に見事合格することができました。

もちろん、受け続ければ必ず合格するわけではありません。

それどころか、間違った方法で公務員試験にチャレンジし続け、年齢制限に達してしまえば取り返しがつきません。

それでも公務員になりたい人にこれだけは伝えたいことがあります。それは、

就職せず、勉強に専念する公務員浪人は絶対に不利。

民間企業を視野に入れながら、自分の中で期限を決めてチャレンジしよう

ということです。

長い目で見て「絶対に公務員になりたい!」という方は、年齢制限を視野に入れつつ、民間企業で働きながら力をつけることが、かえって近道です。

僕がトップ3の成績で県庁に合格できたのは、筆記の成績が良かったからではなく、社会人として経験を積み、それをうまくアピールできたからだと思っているからです。

この記事は、公務員に落ちてしまった人がもう一度公務員を目指すときにとるべき行動を、経験者目線で解説しています。

もう二度と失敗しないためにも、最後まで読んで参考にしてみてください。

目次

公務員試験に落ちてしまった時の現実的な選択肢は

公務員試験に落ちてしまったとき、現実的にどのような選択肢が考えられるでしょうか。

ここでは多くの試験が行われた後の6月以降のことを想定して考えます。

  1. 公務員浪人をして来年の試験を受験する(留年も含む)
  2. 公務員を諦めて民間企業の就活に切り替える
  3. 民間企業に就職し、仮面浪人をして公務員を目指す

もし、不合格の理由が筆記試験の得点不足であれば、①もアリかと思いますが、筆記に合格したとしても、面接に合格できるとは限りません。

そもそも②を選ぶならこの記事を読む必要ないですよね。

長い目で見て「どうしても公務員になりたい」のであれば、

民間企業に就職し、仮面浪人をする」ことをおすすめします。

民間企業に就職し、働きながらの受験(仮面浪人)をおすすめする理由

就職せず、勉強に専念する公務員浪人

「どうしても公務員になりたい」ということで、公務員浪人(就職せず、勉強に専念すること)を選択する人も多いです。

でも僕はその方法だけはおすすめしません。

その理由は以下の通りです。

  • 筆記試験の得点は上がるが、人材としての付加価値がつきにくい
  • 年齢制限があるので、万が一年齢制限に達した時、民間への切り替えがとても難しくなる

公務員浪人すれば、今より確実に筆記試験の点数は上昇するでしょう。

しかし、ただひたすら筆記試験の勉強だけをやってきた既卒の場合、面接で相当アピールしないと最終合格は難しくなります。

また、公務員の年齢制限はだいたい30歳前後です。

万が一年齢制限に達しても合格できなかった場合、民間に切り替えざるを得ませんが、その時点で職務経験がないということは、就職活動において致命傷になりかねません。

働きながら公務員を目指すメリット

民間就活や社会人経験を通じて自己PRや振る舞いなどがブラッシュアップされる

民間の就活や普段の仕事で、嫌でも面接力やコミュニケーション能力が磨かれます。

面接が重視されつつある公務員試験ではそれだけで有利になります。

もし翌年度筆記試験を合格して面接まで進んだ時、ライバルは新卒の学生さんです。勝てそうですよね。

日々の気持ちにゆとりが生まれる

安定収入があり、失敗しても最悪なんとかなると思うと、メンタルが安定します。

年齢制限や日々の収入を気にしつつ、黙々と勉強だけを続けることは、かえってメンタルをやられかねません。

ただし、アルバイトなどの「あまりスキルのつかない仕事」はやめておきましょう。

面接で好印象を持たれる

「公務員浪人し、勉強だけしてきた人」と、「働きながら公務員を目指してきた人」。

あなたが人事ならどちらを採用しますか?

多分後者と答える方が大半だと思います。

根性がありそうだし、採用後もモチベーション高く働いてくれそうですよね。

実際、県庁の面接では、働きながら筆記を合格したことについて高評価を受けました。

働きながら公務員を目指すデメリット

時間がない

これが最も大きなデメリットです。

日中はフルで働き、勉強できる時間は平日は良くて2時間程度、休日に5〜6時間でしょうか。

しかし、一度は通った道です。試験範囲も大きく変わることはありません。

本当に公務員になりたいのであれば、テレビやSNS、飲みに行くなどの時間を減らして時間を作れるはずです。

企業選びを失敗するときつい

ブラック企業に入ってしまったら元も子もありません。

後述する優良な就活エージェントを利用する、会社四季報で離職率をチェック(だいたい3年で3割がボーダーです)するなど、企業選びは慎重にしましょう。

本当に大丈夫??疑問に回答します

疑問①落ちた自治体をもう一度受験するのはあり?

筆記で落ちてしまった場合は、落ちた自治体を受け直すことに全く問題ありません。

ただし、面接で落ちてしまった場合は、どうしてもその自治体が良いということでなければあまりおすすめしません。

1年目の面接の記録は残っていますし、人事担当者は2年から、3年は変わりません。何か理由があって不合格となっており、その点を克服できれば良いのですが、その理由は多分開示請求をしても教えてもらえないと思います。

逆に、民間経験など、何か1年目と違う点、成長した点をプラスアルファでアピールできれば可能性は高まるかもしれません。

疑問②働きながらだと筆記対策が難しいのでは

公務員試験の範囲は年度で大きく変わりません。

新しい参考書や問題集に手を出さず、スー過去などの良問題集をひたすら繰り返せば筆記試験の合格は十分可能です。

実際に僕は2年目もその方法で勉強し、独学で合格しました。

社会人として働きながらの勉強方法は「【勉強の進め方まとめ】社会人として働きながら公務員に合格した勉強方法を元県庁職員が解説します」に詳しくまとめています。

疑問③民間企業はもうブラックしか残っていないのでは?

全くそんなことはありません。

確かに経団連大手、外資系企業、マスコミの採用はスタートが早く、厳しいかもしれません。

しかし、一部上場のメーカーやIT企業の選考はまだまだこれからです。

実際、僕も新卒の時はインフラ、大手メーカー、銀行などに全落ちした後、8月頃から再出発し、一部上場メーカーに内定しました。

狙い目は「一般的な知名度は低いけど、その業界ではトップシェアを持っている」企業です。

もちろん、良い求人は早く決まることに変わりはないので、1日でも早く動き出すのが一番です。

公務員に落ちたあなたはどうすべきか

仮面浪人のすすめ

僕が公務員に落ちた方におすすめするのは民間で働きながら公務員を目指すという選択肢です。

なぜなら

  • 民間就活や社会人経験を通じて自己PRや振る舞いなどがブラッシュアップされる
  • 日々の気持ちにゆとりが生まれる
  • 面接で好印象を持たれる

というメリットがあるからです。でも、

  • 「公務員専願で民間対策はしてこなかった。今からでは難しいのでは?」
  • 「民間を希望していなかったので志望動機がない…」

こう思う方もいると思います。

そんな人は就活エージェントをうまく活用するのがおすすめです。

✅就活エージェント:無料でプロのキャリアアドバイザーが就職をサポートしてくれるサービス

就活エージェントがなぜ無料かというと、あなたの採用が決まった時に、「企業から」成功報酬を受け取るからです。

つまり、

  1. 良い人材が欲しい企業
  2. 就職のサポートをしてほしい就活生
  3. 成功報酬を企業から受け取る就活エージェント

それぞれが得をする三方良しのビジネスですね。

就活生が就活エージェントを使うメリットは以下のようなものです。

  1. 無料
  2. 自己分析のサポートをしてくれる
  3. 非公開求人など、自分に合った求人を紹介してくれる
  4. 面接をセッティングしてくれる
  5. 履歴書などの作成指導をしてくれる
  6. 内定後の条件交渉をしてくれる etc…

逆にデメリットはというと

  1. 大手の人気企業(マスコミ、銀行等)は就活エージェントを使わない
  2. エージェントによって扱う企業に差がある
  3. 担当者に当たり外れがある

もし希望しない企業をたくさん紹介されたり、ブラック企業を紹介してくるなど、外れの担当者だった場合は遠慮なく切っていきましょう。

無料なのでエージェント選びに失敗したとしてもサクッと切り替えられますね。

わざわざエージェントを使わなくても…と思うかもしれませんが、民間専願で就活をしてきた人と自分を比較してみてください。おそらくオンライン説明会やインターン、面接を何度も繰り返して経験を積んでいます。

僕もリーマンショックの時に大卒で、民間就活を何度もやってきましたが、不景気下の就活は想像以上に厳しくて何度も心を折られます。

いきなり何も教わったことのない「自己分析」「ES」「志望動機」を企業ごとに最適化する必要があるし、苦労して何度も試行錯誤して作り上げたESはそもそも落とされまくるのが当たり前です。

就活において、使えるものはなんでも使うべきです。

僕のおすすめはジョブスプリングです。

  1. 自己分析
  2. ES添削
  3. GD対策
  4. 面接対策
  5. 選考後のフィードバック など

これらを「就職するまでが企業紹介という心構え」でエージェントがサポートしてくれます。今は公務員に合格できず落ち込んでいると思いますが、いつか立ち直り、就活をするときの強い味方になってくれます。

一度プロのアドバイスを受けてESや自己分析の型を作ってしまえば、後からいくらでも使い回しができて便利です。

無料登録がLINEの友達申請だけで簡単にできるので、とりあえず登録しておくことをオススメします。

また、リクルートが運営する就職Shopもオススメです。就職相談を受け、求人を紹介するサービスです。

「エージェントはちょっとハードルが高い…」という人も、『就職Shop』では経験の少ない20代も、自分の状況の相談から入るので気軽に使えます。
もちろん、社会人未経験の方でも大丈夫です。

「公務員試験対策で出遅れた」というあなたも、キャリアコーディネーターが無料で相談にのってくれるので安心ですし、就職Shop経由だと「書類選考無し」で選考に進めます。

僕もそうでしたが、一人で悩むのが一番メンタルにこたえます。まずはこういった便利なサービスを利用してみましょう。

公務員予備校は利用すべき?

結論は、

  1. 筆記試験に合格した場合は不要
  2. 筆記試験に不合格だったなら要検討

筆記試験に合格したのであれば、現在の勉強方法やもともとあった知識が十分だったということであり、公務員予備校に通うためのお金をかける必要はありません。

一方で、筆記に合格できなかった場合は、体系的に効率よく学んで合格ラインに到達するためにも、予備校を利用することを検討しましょう。

予備校は利用してはいけない?社会人として働きながら公務員に合格した方法

まとめ:切り替えて行動しよう

公務員試験に落ちてしまい辛い時期だと思います。

僕も仮面浪人1年目に不合格だったときは絶望し、そのまま民間で働き続けることも考えました。

それでも切り替えて、1日でも早く行動することができたから公務員に合格できました。

就職活動をすることは、公務員になるためにかえって遠回りだと思うかもしれません。しかし、ただひたすら勉強だけをしていても、なかなか結果にはつながりません。

社会人としての実績を積み上げて、スキルアップしながら公務員を目指しましょう。

地方上級の一次試験が終わった夏の時期だと、まだまだ良い求人はたくさんあると思いますし、二次試験がダメだったとしても、ここ最近のコロナの影響もあり、採用が後ろ倒しになっている企業も多く、秋口にも十分チャンスはあります。

ただし、焦ってブラック企業に入社してしまっては元も子もありません。少しでも良い求人に応募するためにも、早めに動き出すことをおすすめします。

公務員はAIに取って変わられるなどという人がいますが、公務員の仕事は決して無くなりません。地域や人に寄り添い、少しでも自分の携わる分野の行政を良くしていきたいと思っている人たちが、懸命に知恵を働かせ、日々政策を考えています。

また、やりがいの面だけではなく、休日の取りやすさや社会的信用も、公務員になることで得られるメリットです。

壁は高いですが、苦労して目指す価値のある仕事だと僕は思います。

まずはリフレッシュし、少しずつでも行動し始めることで、結果はついてくると思います。頑張ってください。

それでは。

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この記事を書いた人

民間企業で営業マンとして3年間勤務した後地元の県庁へ転職。行政事務として約10年間「土木」「環境」「保健福祉」業務に従事。働きながら公務員に合格した経験から、公務員を目指す社会人の方へ向けた情報発信を行っています。

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